社会人野球(都市対抗野球大会)とプロ野球の楽しみ方と注意点を比較してみた
こんにちは。今週末は西日本全域で水害があったため、土日引きこもっています新谷くんです*1。週明けから晴れるといいのですが。
さて、社会人野球好きの人にとっては待ち遠しい「都市対抗野球大会」開催の日まで1週間を切りました。
しかし、まだ全国区においては社会人野球というカテゴリーは十分に認知されていない状態であり、その魅力を伝えきれていない。ないしは、伝えにくいというのが現状です。
「社会人野球の大きな大会が東京ドームで開催されるんだ!」
「たまにはプロ野球以外の試合も観に行ってみようかな?」
「社会人野球って普通の人も入れるの?」
私の書いた記事やSNSを介して、社会人野球を知ったばかりの人はまだまだ多いのではないでしょうか。そこで今回は、社会人野球(都市対抗野球大会)の楽しみ方・注意点をプロ野球と比較して*2自分なりにまとめてみました。初めて観戦に行かれる方は参考にして頂ければ幸いです。
※社会人野球および社会人野球の大会についてはこちらの記事を参考に
※秋に開催される『社会人野球日本選手権』についてはこちらの記事も参考に!
- 野球観戦ってどのくらいお金がかかるの?
- 野球をどのくらい観ることができるの?
- 球場内に入れるまでの待ち時間はどのくらい?
- 試合は予定時間通りに開催されるの?
- プロ野球と社会人野球の魅力・注意点をまとめてみた
野球観戦ってどのくらいお金がかかるの?
まずプロ野球観戦にかかる出費はこんな感じになります。
チケットの値段 1,000円〜7,000円
飲食代(食事やドリンク) 1,000円〜3,000円
グッズ代(ユニフォームやメガホン) 0円〜10,000円
合計 2,000円〜20,000円
チケット代は外野席・内野席などエリアによりますが、試合や選手の様子が観えやすい座席になると出費が高くなります。
また、球場内の飲食物は値段が高めに設定してあります。
さらに、プロ野球の場合は様々な選手のグッズ、さらにはイベント等の特別グッズなどもあり、楽しもうとするとお金がかかってしまうのが実状です。
それでは、次に社会人野球観戦にかかる出費を見てみましょう。
チケットの値段 0円〜3,000円
飲食代(食事やドリンク) 0円〜3,000円
グッズ代(ユニフォームやメガホン) 0円〜2,000円
合計 0円〜8,000円
「えっこんなに安いの!?」
「えっ野球を観るのにチケット代を払わなくていいの!?」
そうですこれもまた社会人野球の醍醐味…!暁光!背中に戦慄っ…!*3
チケット代はお金を払うとしてもバックネット席のみでしかも安い価格で観れます。
しかも、プロ野球同様白熱した試合を…!
そして、社会人野球は出場チームの企業がチケットを配布してくれるため実質無料で観戦することが可能です。
営利目的が含まれているプロ野球とは異なり、社会人野球は野球・地域振興の目的が強いので企業等の機関等のおかげで無料で野球観戦ができるといっても過言ではないでしょう。
また、飲食代の出費についてはプロ野球観戦と変わりありませんが、企業チームによってはドーム内で使用できる金券を配布してくれるチームがあります。
また、企業チームの社員さん用に食事券等を配布している企業チームは多いため、出場チームに務めている友人を拉致連れていけば、実質無料で食べ飲みすることができます*4。
さらにグッズについてですが、企業からチケットを受け取る際に応援スティックやタオル、中にはブランケットやユニフォーム(ビブス)を配布してくれるチームもありますので実質無料でグッズをもらうことができます。
社会人野球に関する本やグッズが球場内で販売されていますが、購入してもそこまでお金はかからないです。
プロ野球よりもお金がかからず、白熱した試合を見れる社会人野球、最高かよ*5。
野球をどのくらい観ることができるの?
まずはプロ野球から見てみましょう。
(Yahooより参照 写真はナイトゲームの試合予定)
プロ野球はデイゲーム・ナイトゲームの2パターンに分かれ、デイゲームはおおよそ13時〜18時、ナイトゲームは18時〜22時の時間帯で試合を観ることができます。
また、平日はナイトゲーム、土日祝はデイゲームで開催されることが多いです。
それでは、次に社会人野球の試合スケジュールを見てみましょう。今回は来週より開催される都市対抗野球大会を参考にしてみました。
(今年度の都市対抗野球大会トーナメント表)
お分かり頂けたでしょうか。プロ野球の1日1試合実施と比較すると、社会人野球は1日3〜4試合実施となっています。
プロ野球と異なり1日に多くの試合を観ることができます。
これなら仕事などで平日しか野球観戦できない人、1試合だけじゃ満足できない人などのニーズを満たすことができますね。
社会人野球、最高かよ*6。
球場内に入れるまでの待ち時間はどのくらい?
今まで社会人野球の魅力をお伝えしてきましたが、社会人野球ブロガーとしては社会人野球観戦時における注意点も伝えておかなくてはなりません。そこで、ここからは注意点が中心になります。
まず、プロ野球観戦の待ち時間に関してですが、待ち時間はそこまでかからないと言えるでしょう。最近では外野席も含めて指定席になっていることが多く、リーグ優勝が決まる試合や日本シリーズなど特別な試合ではない限り、並ばずに野球観戦をすることができるでしょう。
一方、社会人野球観戦の待ち時間に関してです。予選大会などに関しては、プロ野球観戦同様に待ち時間もなく、スムーズに球場内に入ることができるでしょう。そして、球場内には人もそんなに多くないので開放感を感じながら観戦することができるでしょう。
しかし、都市対抗野球大会は別モノです。なぜなら毎日がプロ野球でいう日本シリーズのような試合だからです。
昨年度の都市対抗野球大会 JR東日本(東京都)の待機列
長時間待つ必要がありやむを得ず反対側へ
(撮影:新谷くん)
有料のバックネット席に座っている人、上階のバルコニー席に座っている人は球場の出入りをせずに何試合も継続して野球の試合を観ることができるのですが、グッズ等欲しさに球場(東京ドーム)に再度入場する人、当日初めて球場に入る人は長蛇の列に並ぶ必要があります。
特に東日本を拠点とする企業チーム、大企業チームの応援側に行く際はご注意ください。30〜60分程度待ち時間がかかることがあります。
また、都市対抗野球大会の期間は7月中旬となっているため、天候や位置によっては炎天下に晒されることになります。
くれぐれも水分補給や帽子等の準備をして、熱中症対策をした方が良いでしょう。社会人野球こわい*7。
試合は予定時間通りに開催されるの?
最後に試合開始時間についてです。まずは、プロ野球についてですが、こちらは悪天候などトラブルがない限り、予定時間通りに開催されます。
また、1日1試合しかないので、おおよその試合終了時間の見立てをつけることができます。
一方で社会人野球についてですが、観たい試合がある場合は試合開催予定時間の20〜30分前に来場されることをおススメします。なぜかというと、社会人野球には「JABAタイム」という魔法の時間が発生するからです。これは社会人野球の大会を主催しているJABA(JAPAN AMATEUR BASEBALL ASSOCIATION)の規則なのは不明ですが、予選大会・全国大会など大会の規模に関わらず、試合開始時間が早められる傾向にあるからです*8。
「試合前に来たと思ったのにすでに試合が始まっていた!」ということはザラにあります。この記事を見られた方は十分にお気をつけください。
※近年の都市対抗野球大会や日本選手権などの大規模な大会では「JABAタイム」は発動していないようです
と言いつつ…*9 帰る時間にも注意を払わなければいけません。社会人野球(都市対抗野球大会)の試合は1日に3〜4試合開催されるので、2試合目以降は試合開始時間が遅れる可能性が高いです。
3試合目・4試合目が開始予定時間より1時間も遅くなるという可能性もあります。遠方から観戦しに来た方はくれぐれもご注意ください。
プロ野球と社会人野球の魅力・注意点をまとめてみた
最後に各々の良い点・悪い点をまとめてみました。こうして比較してみると同じ野球カテゴリーでも異なる魅力があったり、注意しなければいけない点があることが分かりました。この記事を見て頂いた方の参考になれば幸いです。
・他のスケジュールと調整しやすい
・楽しむためにはお金がかかる
・別の試合を観ることができない
・1日で色々な試合を観ることができる
・大きな大会だと球場になかなか入れない
・スケジュールが調整しにくいの
最後に一言…しかし、されど
社会人野球はいいぞ!*10
都市対抗野球大会が開催される東京ドーム
(撮影:新谷くん)
都市対抗野球大会 三菱日立パワーシステムズ応援(神奈川県横浜市)の様子
(撮影:新谷くん)
今年も東京ドームで12日間にわたり熱戦が繰り広げられます。是非、都市対抗野球大会、観に行かれてみてはいかがでしょうか?