日常的な笑いが一番面白い 『細かすぎて伝わらないモノマネ選手権』の感想
近年テレビ離れが進んでおり、楽しみにしている番組といえばNHK連続ドラマ小説かサラメシ、72chくらいだったりする。決してNHKに媚びている訳ではない。
しかし昨日は久々にあの番組が見れるということで律儀にも番組放映5分前からテレビの前で楽しみにまっている番組があった。
https://news.nifty.com/article/entame/showbizd/12160-123890/news.nifty.com
個人的にはとんねるずが一番生き生きとしているコーナー番組だと思っているが、今年はどんな出来映えなのか楽しみである。
個人的にツボだった『細かすぎて伝わらないモノマネ』
雅楽ネタとか誰が分かるんだよ
https://twitter.com/bluemidorin/status/1066322875768987649
同番組で「くじら」という芸人が釣り名人シリーズという題目でこの番組に出場していたが、この雅楽ネタはよりインパクトがあった。石橋貴明さんも唖然としていた。
そしてこの番組を見ていなければ『カニササレアヤコ』という芸人を知ることはなかっただろう。Youtubeとかで動画投稿されてないかなぁ。
元々は高学歴の一般の方。エンジニアから芸人への転職はすごいと思う。多才とはまさにこのこと。しかも既婚者かよ羨ましい。
競艇ネタとか一部分の人しか共有できない、だがそれがいい
最後の5-流-流くそわろた pic.twitter.com/wVkQBzeBpj
— 伝伝伝@児島 (@sanukidamasii) 2018年11月24日
これとほぼ同じセリフ児島の無料バスで聞いたぞ。多分どこの競艇場の無料バスでも一緒w https://t.co/9gx5es3K5W
— taki (@s_takitakitaki) 2018年11月24日
公営競技好きでしかないと分からないモノマネ、というか競艇場でよく見られるおじいちゃん達の光景。博多華丸さんは本当にこういう細かいところに良く気づかれるなぁと感心する。しかも、グランジ大はYoutubeで競艇動画チャンネルに出てるし、いっちゃく先生は実際に競艇場でレース予想しているし、競艇好きにとっては豪華すぎるメンバー。しかも、蒲郡競艇ネタとか誰が分かるのかと。
ボートレース蒲郡予想コーナー「正子のお告げ」はボートレース蒲郡のホームページで6R以降から見る事ができるギョ!https://t.co/BzyCEqZUVb#細かすぎて伝わらないモノマネ https://t.co/tbmDaQ8Tlp
— ボートレース蒲郡【トトまる】 (@totomaru_07) 2018年11月24日
蒲郡競艇公式Twitterもネタに便乗するほどのネタの細かさである。
25番セブンスター!は確かにのど自慢大会のアレに聞こえる
https://twitter.com/o29109948/status/1066332725341110272
「25番、セブンスター!」確かにNHKのど自慢大会の自己紹介の際に聞いても何ら違和感がない。そして最後の『自分の誕生日の日にちを空中で描く人』とか一周回ってユーモアしか感じない。正直、優勝ネタとしては弱かった気もするが、初登場にしてモノマネ選手権初優勝の栄冠を手にした『たつろう』は素晴らしい芸人だと思う。今後、もっと売れてほしい。
吉本興業の若手芸人でコンビを組んでいる方なのね。今後しばらく「細かいモノマネの人」として名が知られるだろう。良かった良かった。
変質者キャラを思いつき演じた森本サイダーは天才かもしれない
https://twitter.com/bluemidorin/status/1066315264009023488
https://twitter.com/bluemidorin/status/1066331189013766145
河邑ミクさんがただただ可愛い#細かすぎて伝わらないモノマネ pic.twitter.com/TdAk51Ktsz
— ふじわらさん (@sunfishFujiwara) 2018年11月24日
知名度も正直なく知られていないのに『雨の日のストーカー』で会場の笑いをかっさらえるキャラクターを演じた森本サイダー。いや確かに変質者っぽい雰囲気醸し出しているけどそれを笑いにできるのはなかなかない。その後も徹底して、変質者キャラを演じ、結果的に準優勝。個人的には披露した4ネタとも非常にツボにはまると同時に、陰キャラ全開の芸に対して同情心を抱いた。彼の勇気に乾杯。
私物使わせて頂きました。
— 森本サイダー (@c_maina_saida) 2018年11月24日
本当にありがとうございました。#細かすぎて伝わらないモノマネ #一旦自撮りをやめる人 pic.twitter.com/0TTLBD8bS3
「ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ」ありがとうございました!
— 森本サイダー (@c_maina_saida) 2018年11月24日
まさかの2位頂きました!
石橋貴明さん、バナナマンさん、今田美桜さん、番組スタッフの皆さん、出演者の皆さんめっちゃ優しかったです!
何より河邑ミクに感謝です!
本当にありがとうございました!#細かすぎて伝わらないモノマネ pic.twitter.com/bLopHOfqCY
松竹芸能の方だったのね。是非、アカウントフォローして頂けばなと思う。もしかしたら今後売れていくかもしれない。
今回の相方だった河邑ミクさんもいい味だしてました、こちらも松竹芸能の方なのね。また限定的でいいからコンビを組んで欲しい。いくらでも変質者シリーズでネタを作れる気がする。
『細かすぎて伝わらないモノマネ』を見て感じたこと
あっという間に終わってしまった2時間。やはり、とんねるずの『細かすぎて伝わらないモノマネ』は面白い。しかし、こうやってブログを書いていると、どうして面白いのか自分なりの理由を発信したくなる。
「売れている芸人」よりも一般人に近い「売れていない芸人」の方が面白い
改めて自分がツボにはまった芸人達は博多華丸を除いては全く知らない芸人だった。しかし、テレビ業界でチヤホヤとされている芸人のネタにも匹敵するもの、いやそれ以上の面白さを感じた。お茶の間はブランド化された笑いよりもお茶の間的な笑いを求めているのかもしれない。いや、おそらくそれは昔も今も変わらないであろう。
子どもや大人達がテレビよりもYoutubeを好む理由
「全く知らない芸人=我々一般人に近い存在」と定義するならば、Youtuberが人気の理由も頷けるものがある。Youtuberだって我々と同じ一般人である。しかし、Youtuberをテレビ上の有名人よりも「凄い!」とはやしたてるような人もいるであろう。おそらく我々は身近にいる有名人、そして笑いをもとめているのかもしれない。
やっぱり『細かすぎて伝わらないモノマネ』は面白い
今回は特集番組ということで編成されており、次に放映される日は未定である。いや、もしかしたら二度と放映されることがないのかもしれない。
そう考えると、昨日の2時間は貴重なものだったのかもしれない。今後、民放でもこのような「視聴者に寄りそった番組」を意識してほしいなと切に感じる。