台湾夜市に行ってみた感想。台北・台南・高雄…地域によって特徴が異なるぞ!
どうも、台湾ブロガーとして名を馳せている新谷くんです。今回の記事も前回に引き続き、先月の台湾紀行に関する記事となります。
いきなりですが皆様、『台湾夜市(たいわんよいち)』というパワーワードをご存知でしょうか?
近年、台湾を訪れる我々日本人は増加しています。主な目的は観光だと思われますが、その要素の一つとして『台湾夜市』が挙げられると思います。今回は台湾夜市、特にこの記事では『地域ごとに夜市の雰囲気が異なっているんだ!』ということを知って欲しいなと思います。
台湾夜市とは
『台湾夜市』とは『夜』の『市』と表現される通り、夜の時間帯に開催される市場のことです。日本でいえば、夏祭りの出店がたくさん並んでいる光景に近いです。ただ、日本の行事毎に応じて催されるお祭りとは異なり、『台湾夜市』は台湾の至るところで、ほぼ毎晩開催されています。
『台湾夜市』に関する記事はすでに以下のような感じで取り上げられていますが、私の方では今回の1週間程の台湾遠征で3地域の夜市を巡らせて頂いたという実体験のもと、実際に行ってみた各地域の台湾レポートを報告させて頂こうかと思います。
《台湾夜市について参考になった記事はこちら》
台北地区最大規模を誇る!年中無休深夜営業『士林夜市』
台湾で一番活気がある夜市といえば、台湾の首都・台北(たいぺい)にある『士林夜市』でしょう。
台湾夜市の特色として挙げられるのが、出店の種類の豊富さです。例をあげるとすると、台湾名物・腐豆腐などのテキ屋的な食べ物、フレッシュな果物、冬瓜茶や様々な味の紅茶が味わえるお店、エビ釣りやビンゴゲームなどが楽しめるゲームコーナー、洋服や眼鏡・イヤホンなどを売っている原宿的なお店の通り、足の角質取りをしてくれるマッサージのお店などが挙げられます。
台北・士林夜市の特徴を一言で表すとすると、『台湾夜市の魅力を全て内包した夜市』といえるでしょう。かくなる私も台湾夜市童貞卒業となった夜市がここ士林夜市だったのですが、グルメもありアミューズメントもありリラクゼーションもあり、思う存分満腹に楽しめたのが、ここ士林夜市だったのです。その様子をダイジェストで体感してもらえれば幸いです。
しかも極めつけとして、ここ士林夜市は年中無休、深夜営業。そう、眠らない街・台湾の起源はここ士林夜市にあったのです。
士林夜市の〆は足マッサージ&角質とりコースを堪能しました!1時間で3000円程度でしたが中々貴重な体験!?
台南の夜市『大東夜市』は開放的な夜空食堂そして大人の遊び場!?
次に案内するのは台湾の首都・台北から幾分か離れた台南(たいなん)市の夜市です。日本で例えるなら、台北が東京、台南が大阪といったイメージでしょうか。台北が台湾の最先端の街だとすれば、台南は地元感や地方性が豊かなディープな街並みです。観光地というよりも、台湾の方達が住んでいるんだという雰囲気を感じることができる街です。
本来であれば、台南で一番栄えている夜市・花園夜市に行きたかったのですが、その日は開催しておらず断念しました。通常の台湾夜市は開催している曜日や時間帯が異なるので事前に調べておいた方が良いかと思われます。
だからこそ年中無休といって良い、台北の士林夜市は観光客に人気なのでしょう。
ちなみに台南・花園夜市は火・土・日曜日、おおよそ18時〜0時の時間帯で開いています。今回紹介するのは、タクシーの運ちゃんに案内してもらった花園夜市に次いで大きな規模を誇る、大東夜市という場所です。大東夜市は月・火・金曜日、こちらも同じく18時〜0時の時間帯で開いています。こちらはどんな様子でしょうか。実際に撮った現地の写真をご覧ください。
台南・大東夜市は台北・士林市場と比較するとスペースが限定されます。スペースとしては、大きな正方形が収まるイメージです。加えて、食べ物の出店が多い印象がありました。勿論、時計や小物を売ってみる出店もあります。また、ゲームなどのアミューズメントコーナーも少し変わったものが多いです。
出店の中には、『せり(オークション)』的な光景が見られる場面も。まさに『大人の夜市』。
台北・士林夜市で食べた夜市メシも美味しかったですが、個人的には台南・大東市場で食べた、魚と肉の混ぜ合わせスープにビーフンを加えたもの、そしてハヤシライス的なものが今でも忘れられない味です。華やかなネオンや光はありませんが、開放的な夜空の下で食べる食事は美味しいものでした。
高雄の夜市『六合夜市』はインスタ映えするし海産物が美味しいぞ!
最後に案内するのは、台湾のリゾート地・高雄(がおしゅん)にある夜市です。
ここでは『六合夜市』を紹介したいのですが、最寄り駅である『美麗島』駅は、世界規模で美しいデザインが彩られた駅と呼ばれています。確かに実際に見てみたけどすごかった(小並感)。この景観を観るだけでも台湾に行く価値があると思います。台北から離れた地域ですが、是非足を運んでいってもらいたいものです。
美麗島駅から徒歩2〜3分程度で六合夜市の会場に辿りつくことができます。規模としては、台南・大東市場よりもやや小さい印象。また、こちらは正方形ではなく縦長で、日本の出店に近いイメージがあります。
六合夜市の特徴として挙げられるのは、ゲームなどのエンターテイメント的なお店が一切ないこと。海産物や地産物などを売っているお店が圧倒的に多い印象です。まさに『市場』という印象です。ここの夜市では、台湾産の『からすみ』を食べたり、地元の魚や肉を使ったスープ麺を食べることができました。あとはやけにサトウキビジュースが多い印象でした…笑。
台湾夜市はいいぞ
以上で実際に行ってみた3地域における台湾夜市の紹介を終わります。実際には台北・台南・高雄市内だけでも他にたくさんの夜市がありますし、台中など他の地域にも夜市があるようです。『また台湾に行きたいなぁ…』と日本より思いを馳せつつ、この記事を書き終えます。
台湾はいいぞ!